ウイルス性肝炎検査:HCVコア抗体

コア抗体価はHCV−RNAの消長と関連しており、HCV−RNA陽性例は陰性例に比して抗体価が高力価であるとから、ウイルス血症の鑑別に有用と考えられます。

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ウイルス性肝炎検査:HCVコア抗体

HCVコア抗体検査は、コア領域に対応したc22-3蛋白を抗原とし
て用いています。コア抗体価はHCV−RNAの消長と関連してお
り、HCV−RNA陽性例は陰性例に比して抗体価が高力価である
とから、ウイルス血症の鑑別に有用と考えられます。
また、IFN治療においてIFN投与前のコア抗体価に比して、投
与中または投与後の変化率が50%以下に低下した場合にはウイル
ス血症の消失例が多いことから、ウイルス血症消失の判定を目的と
した経過観察にも有用と考えられます。

慢性肝疾患でコア抗体価が10Unit以上の場合、HCV−RNA陽
性(HCV感染者)が多く見られます。また、各種HCV抗体陽性
でALT(GPT)正常の場合、コア抗体価が100Unit以上に
HCV−RNA陽性が多く10Unit以下にHCV−RNA陰性(非
HCV感染者)が見られます。

コア抗体価は血中のウイルス量に伴って変動し、インターフェロン
(IFN)療法に伴うHCV−RNAの消長をよく反映しています。
実際、IFN投与後1年以内にコア抗体価が投与前値の50%以下
に低下した症例のほとんどでHCV−RNAの陰性化が認められ、
IFN療法の有効性判定の指標となることが報告されています。
ただし、コア抗体価とHCV−RNA量との間に一定の量的相関が
あるわけではなく、あくまでも抗体価の変化率に基づく判定です。

基準値:0.9以下(陰性)1.0以上(陽性)単位Unit
測定方法:RIA固相法(IRMA)

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