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ヒト・パピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)には100以上の型があり、粘膜感染タイプと皮膚感染タイプがあります。粘膜感染タイプのうち、高リスク型HPVはほぼ全ての子宮頸がんから検出され、子宮頸がんの原因ウイルスであることが解明されています。
また、低リスク型HPVは尖圭コンジローマ(いぼ)の原因ウイルスで、子宮頸がんは引き起こしません。
約30種類のHPV は、性器の直接の接触によって感染します。HPVは発見された順番に数字で名称がつけられ、二つのグループに分類されています。
性感染症(STD)は、決して特別な病気ではありません。性行為の経験がある人なら誰がかかってもおかしくない病気だということをしっかり認識して予防することが大切です。STDは、性行為のときにコンドームを正しく使用することで予防できます。コンドームは、避妊のためだけでなく、STDを予防するためにも必要なものであるという意識を持ちましょう。コンドーム以外の避妊法(ピル、殺精子剤、ペッサリーなど)は、性感染症予防には効果がありません。
STDの多くは感染力がとても弱く、感染しても症状が全く出ないこともあります。そのため感染に気づかず自覚しないまま長年放置してしまう人も少なくありません。こうした無症状の感染者が知らず知らずのうちにパートナーを感染させてしまうことが、STDのまん延の原因になっています。また、たとえ症状が出なくても、他のSTD感染や不妊の原因になることもあるので注意しなくてはいけません。
1)顕症梅毒
・第一期梅毒:感染後3〜90日(平均3週間)
症状:初期硬結、硬性下疳、局所リンパ節腫脹(無痛性)
陽性率:STS法72%
TPHA法50〜60%
FTA−ABS法91%
陽性の場合にはSTSを用いて定量を行う
・第二期梅毒:感染後2〜12週(平均6週)
症状:発疹(丘疹性梅毒疹、梅毒性乾癬、梅毒性バラ疹、扁平コ
ンジローマなどの出現頻度が高い)全身リンパ節腫脹、微熱、髄
膜炎
陽性率:STS法100%
TPHA法100%
FTA−ABS法100%
扁平コンジローマや粘膜疹ではパーカーインク法によるTPの直
接検出率が高い。梅毒血清反応はSTSのうち一法とTPHA法
を行い、陽性であることを確認後定量を行う
・第三期梅毒:感染後数ヶ月〜4年後
症状:結節性梅毒、ゴム腫、25%は第二期症状が再燃しうる
陽性率:STS法73%
TPHA法98%
FTA−ABS法97%
・第四期梅毒:感染後約3年以降
症状:無治療例の33%に発症神経梅毒8%、心血管系梅毒・大
動脈炎10%、骨・皮膚等に梅毒性肉芽腫15%
陽性率:STS法77%
TPHA法98%
FTA−ABS法99%
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