DLST 薬剤によるリンパ球幼若化試験・リンパ球刺激試験 - アレルギー関連

アレルギーに関する情報・最新ニュース・検査法などについて紹介しています。

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DLST 薬剤によるリンパ球幼若化試験・リンパ球刺激試験

リンパ球幼若化試験 または リンパ球刺激試験(Drug-induced Lymphocyte Stimulation Test:DLST)は、患者末梢血から比重遠心法により、リンパ球を分離し、薬剤とともに培養してリンパ球の幼若化を観察する検査です。
薬剤アレルギーは、薬剤が抗原となってアレルギー反応を起こすものをいい、即時型アレルギー(体液性免疫)と遅延型アレルギー(細胞性免疫)とに大別されます。
薬剤アレルギーの起因薬剤を検索する方法には、パッチテスト等、in vivoでの反応と、採血を伴うin vitroでの反応があり、リンパ球幼若化試験は、in vitroにおいて、主に遅延型アレルギーに対する薬剤の影響を検査するものです。この遅延型アレルギーとは、抗原を認識した感作リンパ球が、リンフォカインを放出し、それによって組織障害(主として肝障害)が起こるものをいいます。

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アトピー性皮膚炎の重症度の判定にTARC(Th2ケモカイン)

アトピー性皮膚炎は、患者の多くがアトピー素因をもっており、慢性的に増悪と寛解を繰り返しますが、症状の程度に応じた適切な治療を行うことにより、症状がコントロールされた状態に維持されると自然寛解の期待できる疾患です。
しかし、近年特に成人30歳以上の有病率が増加している上に、重症化・難治化傾向が問題になっており、重症度に応じた適切な治療の重要性が改めて指摘されています。

TARC(thymus and activation−regulated chmokine)は、白血球走化作用を持つケモカインの一種で、過剰産生されるとTh2細胞を病変局所に引き寄せ、IgE抗体の産生や好酸球の活性化が起こり、アレルギー炎症反応を惹起すると考えられています。とりわけ、アトピー性皮膚炎において特異性がみられ、重症になるほど著明に上昇し、軽快に伴い減少します。
TARCの測定は、アトピー性皮膚炎の病態を客観的に数値化することで、重症度評価の一助として有用です。

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特異的IgEピキア酵母/精製酵母成分・粗抽出物・培養上清

ピキア(Pichia pastoris)は、食品に見られる酵母の一種で、組替え蛋白生産のための有効な発現系として知られています。2007年、ピキア酵母にヒト血清アルブミン(HSA)cDNAを組み込み、産生させた遺伝子組換えアルブミンが治療用医薬品として国内で初めて承認されました。ピキア酵母による遺伝子組換えヒト血清アルブミン製剤は、ヒト血漿由来の血液製剤と異なり感染のリスクが少ないというメリットがありますが、同製剤中には原材料たるピキア酵母由来成分が微量に残留するため、ピキア酵母成分に対する特異的IgE抗体が存在する場合には、アレルギー症状を引き起こす可能性が否定できません。そこで、投与に際しては慎重を期すために予め特異的IgE抗体を測定すること、また原則として抗体陽性患者への投与を避けることが要求されています。

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