NTI LowT3症候群

甲状腺に異常がないにもかかわらず、血中のT3の低下が認められ、さらに重症になるとT4も低下することが知られています。このような病態をeuthyroid sick syndromeまたはLow T3症候群と呼び、このような状態をきたす疾患・病態をNTIといいます。

スポンサードリンク

NTI LowT3症候群

飢餓状態や悪性腫瘍、敗血症、外科手術後、外傷、熱傷などの重篤な全身疾患を持つ患者において、甲状腺に異常がないにもかかわらず、血中のT3の低下が認められ、さらに重症になるとT4も低下することが知られています。このような病態をeuthyroid sick syndromeまたはLow T3症候群と呼び、このような状態をきたす疾患・病態をnon-thyroidal illness(NTI)といいます。

脱ヨード酵素の活性低下によるT4からT3への変換障害が原因と推測されていましたが、最近の検討では否定されています。重症患者ではTSH分泌の退化が認められ、視床下部―下垂体の中枢性の機能低下の要素も推測されていますが、明確なメカニズムは不明です。
現疾患の重症度と甲状腺ホルモンの低下度は相関することが報告されており、血中のT4濃度が2μg/dL以下では予後は極めて不良となります。

▽NTI LowT3症候群 のキーワード

▽次の記事、前の記事

高感度HBs抗原 HBsAg-HQ | 高カリウム血症の原因と鑑別

スポンサードリンク

健康診断・血液検査MAP:新着記事

新規保険収載 デングウイルス抗原定性
デングウイルス抗原定性検査は、国立感染症研究所が作成した「デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン」に基づきデング熱を疑う患者が、当該患者の集中治療に対応できる保険医療機関に入院を要する場合に限り算定できます。
DIC播種性血管内凝固の新診断基準 日本血栓止血学会2014
日本血栓止血学会は、厚生労働省DIC診断基準を修正したDIC診断基準暫定案を発表しました。アルゴリズムで、DICを「造血障害型」「感染症型」ならびに「基本型」の3つの病型に分けています。
新規糖尿病治療薬SGLT2阻害薬の効果と副作用
新規糖尿病治療薬sodium glucose co-transpoter2(SGLT2)阻害薬はインスリン作用を介さずに腎尿細管を標的とした薬剤です。
メタボロミクスによる癌診断
メタボロミクスは、有機酸、アミノ酸、脂肪酸、糖などの多種多様な低分子量代謝産物(メタボローム)を対象とした研究です。
膵グルカゴン 完全長膵グルカゴンを特異的に測定
完全長の膵グルカゴンを特異的に測定する研究検査項目です。
IgGサブクラスIgG2
IgGサブクラスIgG2検査はIgG2欠損症の診断、及び免疫グロブリン製剤の投与時に必要な検査です。
後天性血友病 APTTクロスミキシング試験
後天性血友病インヒビターの存在を知る簡便な方法としてAPTTクロスミキシング試験があります。
血液検査で癌の早期発見ができる miRNA検査
たった1滴の血液から、13種類もの癌を早期に発見できる・・これまでの常識を覆す、画期的な検査方法がミクロRNA(miRNA)検査です。
認知症を予防する MCIスクリーニング検査とは
MCIスクリーニング検査 とは、軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できるバイオマーカーを使用した血液検査です。
LOXインデックス 脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク予測
LOX-index(ロックス・インデックス)は、脳梗塞・心筋梗塞発症リスクを評価する最新の指標です。

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint