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B型肝炎訴訟 は集団予防接種の注射器使い回しが感染源だとして争われたもので、和解金支払いの対象となるには、以下の条件を満たすことが必須となります。
・集団予防接種 を受けている(母子健康手帳や予防接種台帳、BCGなどの接種痕などで集団予防接種を受けたことを証明できる)
・母子感染、父子感染の否定(父母の血液検査を行い、本人の B型肝炎ウイルス の ジェノタイプ と同じウイルスに感染していないことを確認)
・ジェノタイプAe型 以外に感染している
HBs抗原陽性のHBV持続感染者(キャリア)に免疫抑制薬や抗癌剤を投与すると、HBVが急激に増殖し、劇症肝炎を起こすケースが臨床現場で問題になっています。最近では、治癒と考えられていたHBV感染既往例(HBs抗原陰性でHBc抗体またはHBs抗体が陽性)でも、劇症肝炎を起こし得ることが明らかになり、肝臓専門医の注目を集めています。
これらの症例では、ウイルスが完全に排除されているのではなく、細胞性免疫によってウイルスの増殖が抑えられている状態にあり、化学療法などで強い免疫抑制が起きればHBVは急速に増殖し、この増殖したHBVに対して強い免疫応答が起こり、肝炎が再燃するというわけです。
C型肝炎ウイルス(HCV)に感染した場合、その多くは不顕性感
染の経路をたどり、一過性の感染で治る場合もありますが、半数以
上の人ではウイルスが身体から排除されず肝臓の中に住みついてし
まうことが明らかになっています。
感染したHCVが肝臓に住みついた状態になっている人をHCVの
持続感染者(HCVキャリア)といいます。
HCVに感染すると身体が異物であるウイルスに反応して抗体(H
CV抗体)を作りますが、この抗体には再感染を防御する中和抗体
としての働きはない(免疫はできない)という特徴があります。
一般に、HCVキャリアでは、血液中に放出され続けるHCVに身
体が反応して抗体を作り続けるために、HCV抗体は大量に存在し
ます(HCV抗体:高力価陽性)
しかし、抗体を作る能力には個人差があることから、時に抗体があ
まりたくさん作られていない人(HCV抗体:中力価陽性)や、ご
くまれに少ししか作られていない人(HCV抗体:低力価陽性)も
存在します。
わが国におけるHCVキャリアは、30歳代以下の若い年齢層では
少なく、40歳代以上、特に60歳代以上の年齢層に多くみられま
す。
HCVキャリアのうち20〜30%は過去に輸血などを受けた人た
ちで、残りの人たちはいつ、どこでHCVに感染したのか具体的に
ははっきりしない場合が多く、また大半は自覚症状がないことから、
献血をした際や健診を受けた際などに初めて発見される場合がほと
どです。
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