パルボウイルスB19 IgM

伝染性紅斑(リンゴ病)の原因ウイルス。春に流行し妊婦では流産や胎児水腫の原因になります。

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パルボウイルスB19 IgM

パルボウイルスB19 (parvovirus B19)は20nmの小型のウイルスで、
その名前はラテン語の「小さい」を意味する“parvus”に由来して
います。伝染性紅斑(erythema infectiosum)の原因ウイルスであ
り、頬が発疹でびまん性に赤くなることから一般に「リンゴ病」と
呼ばれています。

経口又は呼吸器系の分泌物による飛沫感染により伝播すると考えら
れており、輸血や血液製剤による感染経路も推定されています。
本ウイルスの宿主はヒト赤芽球系細胞で、ヒト以外には感染しませ
ん。通常は一過性感染ですが、免疫能が低下した患者では、活動性
の持続感染を起こすことがあります。日本では小児の30%、成人の
60%程度が不顕性感染を受けているとされています。

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食道癌・大腸癌・乳癌の診断の補助に抗p53抗体

p53は癌抑制遺伝子で、その遺伝子から作られたp53タンパク質は
DNAに傷害を受けた細胞に対して、細胞増殖を中止・DNAの修復を促
進・修復不可能な細胞を殺す等の働きをします。P53タンパク質は
通常細胞内にて短時間で代謝されるため、正常な組織では検出され
ませんが、細胞が癌化すると代謝が低下しp53タンパク質が多量に
蓄積することが知られています。

p53は全長393アミノ酸からなり、N末端ドメイン、コアドメイン、
C末端ドメインの3つの領域から構成されています。コアドメインは
DNA結合に関与する領域で、癌に認められる変異のほとんどがこの
領域に集中しています。様々な腫瘍で見られる抗p53抗体の抗原エ
ピトープ部位はN末あるいはC末に存在する少数のペプチド配列のサ
ブセットに限定されています。

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高齢者における検査値 CRP・自己抗体

1)CRP
高齢者感染症の重症度は、患者の栄養状態や行動能力(activity
of daily living:ADL)に大きく左右されます。高齢者では咳
・発熱などの典型的な病態や症状を示さず、食欲不振・意欲低下・
脱水症状などの全身症状が前面に現れ、感染症の診断に難渋するこ
とがあります。したがって、炎症の関与が疑われる場合には、客観
的指標としてCRPは有用ですが、免疫能の低下する基礎疾患(糖
尿病における好中球機能低下など)を有する場合は、感染症に羅患
しても自覚症状に乏しく、炎症反応の指標である白血球増加やCR
P上昇は軽度であるにもかかわらず、重症化することも多く認めら
れます。

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