甲状腺刺激ホルモン TSH

甲状腺刺激ホルモン(thyroid-stimulating hormone:TSH)はαとβの二つのサブユニットからなる分子量28.3kDaの糖蛋白です。視床下部ホルモンであるTRHの分泌により刺激され、甲状腺ホルモンにより抑制を受けます。

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甲状腺刺激ホルモン TSH

甲状腺刺激ホルモン(thyroid-stimulating hormone:TSH)はαとβの二つのサブユニットからなる分子量28.3kDaの糖蛋白です。視床下部ホルモンであるTRHの分泌により刺激され、甲状腺ホルモンにより抑制を受けます。

TSHは甲状腺濾胞上皮細胞のレセプターに結合して、サイクリックAMPを介して甲状腺におけるヨード摂取、甲状腺ホルモンの分泌などを促進する働きをもっています。

1)TSH高値の場合
甲状腺ホルモンが低値または正常の場合は、原発性甲状腺機能低下症を、甲状腺ホルモンが高値の場合はTSH産生腫瘍や甲状腺ホルモン不応症を疑う。

2)TSH低値の場合
甲状腺ホルモンが低値の場合は二次性・三次性甲状腺機能低下症、高値の場合はバセドウ病などの甲状腺機能亢進症を疑う。

血中TSHの測定は、甲状腺機能を把握する上で有用です。健常人の血中TSHは、年齢・性別による差異はなく、食事・運動による変化もありません。一方各種疾患では、原発性甲状腺機能亢進症、甲状腺中毒症は明らかな低値、原発性甲状腺機能低下症では明らかな高値、単純性甲状腺腫では健常人よりやや高値となります。

基準値: 0.500〜5.00(μIU/mL)
測定方法: ECLIA

異常値を示す疾患・病態
・減少する疾患
原発性甲状腺機能亢進症、中枢性甲状腺機能低下症、バセドウ病、亜急性・無痛性甲状腺炎の急性期

・上昇する疾患
下垂体性TSH産生腫瘍、原発性甲状腺機能低下症、クレチン症、異所性TSH産生腫瘍、慢性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎

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