高脂血症 検査値がどのくらいだと高脂血症というか

高脂血症 とは血液中の脂質が増えた状態をいいます。コレステロールが増えても、中性脂肪が増えても高脂血症です。

スポンサードリンク

高脂血症 検査値がどのくらいだと高脂血症というか

高脂血症 とは血液中の脂質が増えた状態をいいます。コレステロールが増えても、中性脂肪が増えても高脂血症です。両方が増えている人もいます。日本動脈硬化学会の診断基準では、血液検査のデータが次のうち一つでも当てはまるときには、高脂血症と診断します。
総コレステロール値:220mg/dl以上
LDLコレステロール値:140mg/dl以上
中性脂肪値:150mg/dl以上
HDLコレステロール値:40mg/dl未満(低HDLコレステロール血症)

低HDLコレステロール血症は高脂血症には該当しませんが、動脈硬化を引き起こす脂質代謝異常として同じように考えます。また高脂血症のなかには、甲状腺機能低下症、糖尿病、腎臓病などの病気やステロイド薬の副作用で起こるものもあります。
コレステロールや中性脂肪は体にとって必要なものなので低ければよいというものでもありません。
検査値が低すぎる場合は、甲状腺機能亢進症・肝臓病・貧血・栄養不良などが疑われます。

▽高脂血症 検査値がどのくらいだと高脂血症というか のキーワード

▽次の記事、前の記事

アルコール性肝障害の診断基準 | 難聴 健康診断・聴力検査で見つかる難聴とは

スポンサードリンク

健康診断・血液検査MAP:新着記事

新規保険収載 デングウイルス抗原定性
デングウイルス抗原定性検査は、国立感染症研究所が作成した「デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン」に基づきデング熱を疑う患者が、当該患者の集中治療に対応できる保険医療機関に入院を要する場合に限り算定できます。
DIC播種性血管内凝固の新診断基準 日本血栓止血学会2014
日本血栓止血学会は、厚生労働省DIC診断基準を修正したDIC診断基準暫定案を発表しました。アルゴリズムで、DICを「造血障害型」「感染症型」ならびに「基本型」の3つの病型に分けています。
新規糖尿病治療薬SGLT2阻害薬の効果と副作用
新規糖尿病治療薬sodium glucose co-transpoter2(SGLT2)阻害薬はインスリン作用を介さずに腎尿細管を標的とした薬剤です。
メタボロミクスによる癌診断
メタボロミクスは、有機酸、アミノ酸、脂肪酸、糖などの多種多様な低分子量代謝産物(メタボローム)を対象とした研究です。
膵グルカゴン 完全長膵グルカゴンを特異的に測定
完全長の膵グルカゴンを特異的に測定する研究検査項目です。
IgGサブクラスIgG2
IgGサブクラスIgG2検査はIgG2欠損症の診断、及び免疫グロブリン製剤の投与時に必要な検査です。
後天性血友病 APTTクロスミキシング試験
後天性血友病インヒビターの存在を知る簡便な方法としてAPTTクロスミキシング試験があります。
血液検査で癌の早期発見ができる miRNA検査
たった1滴の血液から、13種類もの癌を早期に発見できる・・これまでの常識を覆す、画期的な検査方法がミクロRNA(miRNA)検査です。
認知症を予防する MCIスクリーニング検査とは
MCIスクリーニング検査 とは、軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できるバイオマーカーを使用した血液検査です。
LOXインデックス 脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク予測
LOX-index(ロックス・インデックス)は、脳梗塞・心筋梗塞発症リスクを評価する最新の指標です。

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint