チクングニア熱 新たに第4類感染症に追加

発熱・関節痛・発疹が3主徴であり、多くは7日以内に症状は消失しますが、多関節痛が長期間続くこともあります。

スポンサードリンク

チクングニア熱 新たに第4類感染症に追加

チクングニア熱は、ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカによって媒介されるチクングニアウイルスの感染症です。チクングニアウイルスはトガウイルス科アルファウイルス属のウイルスで、通常は非致死性の発疹性熱性疾患です。
チクングニア熱は基本的に熱帯感染症ですが、近年流行地は拡大しており、わが国でも2011年2月から4類感染症および検疫感染症として、国内での発生・蔓延を防ぐ体制が強化されています。

2004年にケニヤで始ったチクングニア熱の流行は、2005年初頭にコモロ(Comoro)諸島、その後インド洋に位置する他の島国(モーリシャス:Mauritius、レユニオン:Reunion、セーシェル:Seychelles、マヨット:Mayotte)などに拡大し流行。レユニオン島では、2005年の3月から2006年の2月までに15万人以上の患者が発生し、死者237人が報告されました。この大流行の主要な媒介蚊は、日本にも生息するヒトスジシマカで、2007年にはイタリアで295例のチングニア熱が確認され、インドからの旅行者が発端症例と推定されています。2010年にはフランスや中国でも感染が報告されています。

発熱・関節痛・発疹が3主徴であり、同じくヤブカで媒介されるデング熱と症状がよく似ています。多くは7日以内に症状は消失しますが、多関節痛が長期間続くこともあります。
その他の症状として、全身倦怠・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹があり、出血傾向(鼻出血や歯肉出血)、結膜炎や悪心・嘔吐をきたすこともあります。また、重症例では神経症状(脳症)や劇症肝炎も報告されています

▽チクングニア熱 新たに第4類感染症に追加 のキーワード

▽次の記事、前の記事

子宮頸がん検診 ベセスダシステム+HPV検査 結果の判定 | 低リスク型HPVと高リスク型HPV

スポンサードリンク

健康診断・血液検査MAP:新着記事

新規保険収載 デングウイルス抗原定性
デングウイルス抗原定性検査は、国立感染症研究所が作成した「デング熱・チクングニア熱の診療ガイドライン」に基づきデング熱を疑う患者が、当該患者の集中治療に対応できる保険医療機関に入院を要する場合に限り算定できます。
DIC播種性血管内凝固の新診断基準 日本血栓止血学会2014
日本血栓止血学会は、厚生労働省DIC診断基準を修正したDIC診断基準暫定案を発表しました。アルゴリズムで、DICを「造血障害型」「感染症型」ならびに「基本型」の3つの病型に分けています。
新規糖尿病治療薬SGLT2阻害薬の効果と副作用
新規糖尿病治療薬sodium glucose co-transpoter2(SGLT2)阻害薬はインスリン作用を介さずに腎尿細管を標的とした薬剤です。
メタボロミクスによる癌診断
メタボロミクスは、有機酸、アミノ酸、脂肪酸、糖などの多種多様な低分子量代謝産物(メタボローム)を対象とした研究です。
膵グルカゴン 完全長膵グルカゴンを特異的に測定
完全長の膵グルカゴンを特異的に測定する研究検査項目です。
IgGサブクラスIgG2
IgGサブクラスIgG2検査はIgG2欠損症の診断、及び免疫グロブリン製剤の投与時に必要な検査です。
後天性血友病 APTTクロスミキシング試験
後天性血友病インヒビターの存在を知る簡便な方法としてAPTTクロスミキシング試験があります。
血液検査で癌の早期発見ができる miRNA検査
たった1滴の血液から、13種類もの癌を早期に発見できる・・これまでの常識を覆す、画期的な検査方法がミクロRNA(miRNA)検査です。
認知症を予防する MCIスクリーニング検査とは
MCIスクリーニング検査 とは、軽度認知障害(MCI)の兆候を早期に発見できるバイオマーカーを使用した血液検査です。
LOXインデックス 脳梗塞・心筋梗塞の発症リスク予測
LOX-index(ロックス・インデックス)は、脳梗塞・心筋梗塞発症リスクを評価する最新の指標です。

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint