レムナント様リポ蛋白-コレステロール(RLP-コレステロール)

カイロミクロンやVLDLが代謝分解される際の中間産物。血中濃度が高値の場合、動脈硬化の危険因子として注目。

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レムナント様リポ蛋白-コレステロール(RLP-コレステロール)

レムナント様リポ蛋白-コレステロール(RLP-コレステロール:RLP-C)は超低比重リポ蛋白(VLDL)やカイロミクロンなどのリポ蛋白がリポ蛋白リパーゼによって分解され生じる中間代謝物です(レムナントとは残り物、残り屑という意味)。

RLP-コレステロールはLDLなどと異なり、変性を受けなくとも単球由来のマクロファージに貪食されます。貪食したマクロファージは最終的に泡沫細胞となり、脂肪斑が形成されます。すなわちRLP-コレステロールの増加は、動脈硬化巣の初期病変形成に促進的役割を果たします。

したがって脳梗塞や心筋梗塞など動脈硬化性疾患において、RLP-コレステロール高値は危険因子のひとつに相当すると考えられています。特に家族性高脂血症や糖尿病性高トリグリセライド血症に高レムナント血症が伴うと、高頻度に動脈硬化性病変が合併するといわれています。

RLP-コレステロールは血清トリグリセライド(TG)値と強い相関を示し、またアポ蛋白B、C-U、C-V、Eとも正の相関を示しますが、特にアポEとの相関は強いとされています。
食後、有意に上昇するため、基礎値を見るには採血を朝食前空腹時に行います。また、脂質代謝能力をみるため、脂肪食負荷テストを実施することがあります。たとえば、40g/m2(体表面積)の生クリームを摂食させ、摂食前と2時間毎に12時間まで計7回採血し、RLP-コレステロール値の変動を見るプロトコルが提案されています。

※RLP-コレステロールは、凍結により変性するため、保存は冷蔵で行う。4℃で5日間程度は安定とされている。

検査材料:血清
測定方法:酵素法
基準値:単位(mg/dl)7.5以下

高値を示す病態
原発性高脂血症(Ua、Ub、V、W、X型)
二次性高脂血症(糖尿病、肥満、甲状腺機能低下症など)
動脈硬化性疾患(脳梗塞、冠動脈疾患、末梢動脈硬化、頚動脈硬化など

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