4型コラーゲン・7S 肝臓の線維化マーカー

基底膜構成成分であるI4型コラーゲンのN末端ペプチド部分の7Sドメインであり、主に肝線維化のマーカーとして用いられる。

スポンサードリンク

4型コラーゲン・7S 肝臓の線維化マーカー

4型コラーゲンは、生体内コラーゲンの一つで、生体各組織の基底膜に局在しており、蛋白分解酵素の影響を受けにくいため血中では安定しています。ラミニンと結合して上皮組織直下に基底膜層を形成します。基底膜は体内に広く分布し、皮膚・消化管・筋肉・神経組織・血管内皮・腎糸球体・肺胞などにみられます。上皮組織と結合組織との間を境する膜状構造で、コラーゲン蛋白(主に4型コラーゲン)と非コラーゲン蛋白(ラミニン・フィブロネクチンなど)からなります。4型コラーゲンはラミニンと結合して上皮組織の直下に基底膜層を形成し、高分子物質の透過性を制御しています。

肝の4型コラーゲンは、蛍光抗体法でみると、血管内比細胞・胆管・細胆管・神経線維などの周囲の基底膜に分布し、実質域では類洞壁細胞と肝細胞索の間の類洞に沿って局在します。また、肝線維化過程では類洞の毛細血管化に一致して増量し、肝硬変では線維隔壁で増加するとされています。

検査材料:血清
測定方法:RIA2抗体法
基準値:単位(ng/ml)3〜5

・高値を示す病態
肝癌、肝硬変、慢性肝炎(活動性)

▽4型コラーゲン・7S 肝臓の線維化マーカー のキーワード

▽次の記事、前の記事

冠動脈疾患のリスクファクター リポ蛋白の粒径計測法 | バスピンVaspin 新規アディポサイトカイン

スポンサードリンク

健康診断・血液検査MAP:新着記事

低線量率長期被曝 放射線被曝による人体への影響
DDREFは低線量・低線量率での長期の被曝が細胞の回復作用により、どの程度低減されるかを示す係数です。
放射線被曝 胎児 子ども への影響
着床前期の胚は、放射線感受性が高く流産のリスクがあり、器官形成期の被曝では奇形が誘発されます。
B型肝炎訴訟 HBV分子系統解析検査 HBVジェノタイプ判定
B型肝炎訴訟で全国原告団・弁護団と国との間で締結された基本合意書で示されている HBV分子系統解析検査 及び HBVジェノタイプ判定 については次の通りです。
放射線被曝 癌の発生時期と被爆線量
発癌リスクは線量が高くなるにつれて増加します。国際放射線防護委員会では、安全サイドに立ち100mSv以下においても癌リスクは線量に比例して増加すると考えています。
放射線被曝による人体への影響 しきい値
放射線被曝による人体への影響は確定的影響(deterministic effect)と確率的影響(stochastic effect)に分けることができます。
放射線被曝による人体への影響 自然界の放射線
震災による福島第一原子力発電所の事故で問題となっている放射性物質は131 I(ヨウ素131)と134 Cs(セシウム134)、137 Cs(セシウム137)です。
新RA分類基準は早期診断に有用 ACR/EULAR新RA分類
大関節に症状がある患者や血清学的所見が陰性の患者ではやや限界がみられるものの、早期診断を目的とした新基準は有用であると結論しています。
低リスク型HPVと高リスク型HPV
HPVは発見された順番に数字で名称がつけられ、低リスク型HPVと高リスク型HPVの二つのグループに分類されています。
チクングニア熱 新たに第4類感染症に追加
発熱・関節痛・発疹が3主徴であり、多くは7日以内に症状は消失しますが、多関節痛が長期間続くこともあります。
子宮頸がん検診 ベセスダシステム+HPV検査 結果の判定
子宮頸がん検診において、細胞診とHPV検査を併用することにより、前がん病変の発見率が大幅に向上し、ほぼ確実に前がん病変の段階で発見することが可能です。

Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! Lint