β-リポ蛋白(β-LP)

脂質の異常を総合的に把握する指標。異常が見られた場合にはリポ蛋白分画等の検査を行い、型を判定する。

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β-リポ蛋白(β-LP)

ヒト血清中の主なリポ蛋白には、高比重リポ蛋白(HDL)、低比重リポ蛋白(LDL)、超低比重リポ蛋白(VLDL)、カイロミクロン(CM)などがありますが、その中でHDL以外のものをβ-リポ蛋白と呼びます。すなわち、血中に存在する大部分の脂質は、β-LPに含まれていると考えます。

VLDLは肝で生成されたあと、LDL等に変化し、またカイロミクロンは小腸で生成され、胸管を経て血中に入ります。リポ蛋白濃度の日内変動をみるとLDLやVLDLはあまり変化しませんが、カイロミクロンは食後から数時間にかけて高値を示します。一方、年齢別では加齢によりLDLやVLDLは高値を示し、女性は閉経後高値となります。

組成からみるとβ-LPに含まれる脂質の約50%がコレステロールであり、リン脂質が35%、中性脂肪が15%を占めます。β-LPの変動はこれらの動きを反映しており、個々の脂質やリポ蛋白分画の測定が、病態の判定には必要となります。

検査材料:血清
測定方法:比濁法
基準値:単位(mg/dl)200〜550

高値を示す病態
高βリポ蛋白血症、家族性高脂血症(Ua、Ub型)、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群

低値を示す病態
無βリポ蛋白血症、低βリポ蛋白血症(赤血球の形態異常がみられることが多い)肝硬変、甲状腺機能亢進症

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