膵臓癌血漿プロファイリング検査

プロテオーム解析によりタンパク質の発現データを解析し、膵臓癌の存在リスクをスコア0〜100で 評価する研究検査です。

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膵臓癌血漿プロファイリング検査

膵臓癌血漿プロファイリング検査は、プロテオーム解析により膵臓癌存在リスクを算出します。血漿中のタンパク質をMALDI-TOF-MSにより網羅的に質量分析し、そのデータから膵臓癌の存在リスクを独自のアルゴリズムを用いて解析する新しい研究検査です。
日本人の膵臓癌患者80症例および健常人80症例の解析から構築され、膵臓癌の存在リスクを0〜100の判定スコアで表わします。
この検査では特異度90%を判定スコア50に設定しており、その際の感度が76%とされています。
下図はOncomics社による本検査の判定スコア分布図です。
判定スコア

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亜鉛Zn 欠乏すると皮膚炎や味覚障害をきたす

亜鉛(Zn)は代表的な必須微量金属で、70種以上の酵素(金属酵素)の構成要素として生体のさまざまな代謝系の調節に関与しています。臨床的には血清亜鉛過剰の病態はまれで、血清亜鉛の低下をきたす病態の方がはるかに多く重要です。
亜鉛欠乏により成長発育障害、性腺機能不全、皮膚病変、味覚・嗅覚異常などの障害がおこります。欠乏症の診断には一般に血清亜鉛値が用いられます。

亜鉛欠乏症の原因には、吸収・排泄機構の障害によるものと摂取不足によるものがあります。
摂取不足は低亜鉛食(菜食主義者など)のような例を除けば医原性のものが多く、特に長期静脈栄養や経腸栄養に伴う亜鉛欠乏症が重視されています。一方、腸性肢端皮膚炎は先天性亜鉛欠乏症として知られ、腸管からの亜鉛吸収不良が原因です。

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SFTSウイルス 新規のダニ媒介感染症 SFTS

重症熱性血小板減少症候群(severe fever with thrombocytopenia syndrome:SFTS)はブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新規ウイルス、SFTSウイルス(SFTSV)によるダニ媒介性ウイルス感染症です。
SFTSVは、3分節の1本鎖RNAを有するウイルスで、クリミア・コンゴ出血熱やリフトバレー熱、腎症候性出血熱やハンタウイルス肺症候群の原因ウイルスと同様にブニヤウイルス科に属しています。中国からの報告では、マダニ「フタトゲチマダニ(Haemophysalis longicornis )、オウシマダニ(Rhipicephalus microplus )」からウイルスが分離されており 、SFTSVの宿主はダニであると考えられています。また、ダニに咬まれることの多い哺乳動物からSFTSVに対する抗体が検出されていることから、これらの動物もSFTSVに感染するものと考えられます 。ヒトへの感染は、SFTSVを有するダニに咬まれることによりますが、他に患者血液や体液との直接接触による感染も報告されています 。またウイルス血症を伴う動物との接触による感染経路もあり得ます。

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