血栓・血栓症とは

血液や血管には「血栓をつくる働き」と「血栓ができないようにする働き」がどちらも備わっています。健康な人の場合、2つの働きのバランスがうまく保たれているので問題ありませんが、年齢や生活習慣などにより、血栓症がおこりやすくなります。

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血栓・血栓症とは

血栓とは、血管の中にできる血のかたまりのことです。血栓にはケガなどで血管が破れた時に出血を止め、血管の修復を助けるという大切な働きがあります。したがって血栓ができることそのものは異常ではありません。通常は血管が修復されれば溶けてなくなります。
血液や血管には「血栓をつくる働き」と「血栓ができないようにする働き」がどちらも備わっています。健康な人の場合、2つの働きのバランスがうまく保たれているので問題ありませんが、年齢や生活習慣などにより、血栓症がおこりやすくなります。

多くの血栓症は動脈硬化がその原因となりますが、年齢や生活習慣などにより動脈硬化がすすんでくると、コブのようになって血管をせばめて血流を阻害します。ひどいときには血流を完全に止めてしまうこともあります。さらに動脈硬化の一部がはがれて塊となり血流にのって移動して、他の場所の血管をふさいでしまうこともあります。これらを血栓症といいます。
血栓症で血液の流れが悪くなると、酸素や栄養が血液がふさがれた先の部分に十分に運べなくなり、さまざまな障害がおきます。たとえば肺の血管に血栓が詰まると呼吸困難になり、最悪の場合は死に至ることもあります。

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HIV-1/2感染症の診断法の実際・スクリーニング・確認検査

スクリーニング検査
1)診断薬としては、HIV-1/2に対するスクリーニング検査法の中から、最新の情報により感度が十分に高い製品を選択する。
2)原則として、スクリーニング検査にはHIV-1抗原とHIV-1/2抗体の同時測定系の使用を推奨。ウインドウピリオドの短縮が大切な場合、例えば供血者の検査や急性感染が疑われる症例の検査には必須です。(スクリーニング検査が陰性時のHIV-1感染の診断は、HIV-1核酸増幅検査(RT-PCR法)によるHIV-1RNAを検出することによってもできますが、現時点ではこの目的のためには保険の適応はありません)
3)現在市販されている抗原・抗体同時検出法は、抗体についてはHIV-1/2両者に対応していますが、抗原はHIV-1のみに対応しているので注意が必要です。
4)診断薬によっては、判定として「陰性」と「陽性」の他に「保留」の存在するものがありますが、スクリーニング検査結果の取扱いにおいて「保留」は「陽性」と同等に取り扱うことが推奨されます。
5)スクリーニング検査の結果判定とその後の対応は以下の通りです。
A「陰性」の場合
a)感染のリスクがない例はこの時点で「非感染」と診断する
b)感染のリスクがある場合や急性感染期を疑う症状がある場合は、ウインドウピリオドの可能性があるのでHIV-1核酸増幅検査(RT-PCR法)による確認検査を行うべきです。(ただし、現時点ではこの目的のためには保険適応はない)
c)上記のb)の結果HIV-1RNAを検出しなかった場合でも、感染リスクがある場合は期間をあけて再度検査を行う必要があります。

B「陽性」または「保留」の場合
本人へ結果とその意味(偽陽性の可能性を含む)を十分に説明の上、確認検査を実施する。

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日本エイズ学会・HIV-1/2感染症の診断ガイドライン2008

日本エイズ学会と日本臨床検査医学会は、最新の検査法を利用したHIV-1/2感染症の正確な診断手順が早期に広く普及するよう、最新の医学知識に則し、診療における新しい推奨検査手順を「HIV-1/2感染症の診断法2008年版」として改定し公表しました。

スクリーニング検査としてHIV-1抗原とHIV-1/2抗体の同時測定系が普及し、検査の感度・特異性が向上したのに対して、確認試験のウエスタンブロット法は感度が低く、感染から間もない急性感染期の場合は抗体価が低いためにウエスタンブロット法のみによる判定では「保留」または「陰性」となりHIV-1/2感染を見落とす可能性があります。HIV-1については、この見落としを防ぐためにHIV-1核酸増幅検査(RT-PCR法)を利用したHIV-1RNAの検出法を確認試験の段階で行う必要があります。特に、HIV-1抗原とHIV-1/2抗体の同時測定系をスクリーニング検査法として用いた場合には、抗体を検出するウエスタンブロット法のみでは、抗原のみ陽性例の確定診断が困難となり、HIV-1核酸増幅検査(RT-PCR法)の実施が必須となります。

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