麻疹(はしか)春から夏が流行の季節 麻疹抗体検査の特徴

HIは、IgM抗体、IgG抗体、IgA抗体を検出するため、感染早期から抗体価が上昇し、回復期にも抗体価が持続します。NTは、活性のある麻疹ウイルス粒子が感受性細胞に感染、増殖することを阻害する抗体(中和抗体)を検出する方法です。

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麻疹(はしか)春から夏が流行の季節 麻疹抗体検査の特徴

麻疹は、空気感染、飛沫感染や接触感染など、様々な経路で感染し、10〜12日程の潜伏期を経て発症します。最初は38℃前後の発熱やせきなどの症状がでて、その後熱が1℃程度下がった後、半日くらいして再び高熱(多くは39.5℃以上)と発疹が現れます。非常に感染力が強く、命にかかわることもある重篤な感染症のため、注意が必要です。特別な治療法はありませんが、予防接種で予防可能な感染症です。

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シャーガス病 輸血による感染と安全対策

シャーガス病はトリパノソーマ・クルージ(Trypanosoma cruzi:T.Cruzi)という原虫によって引き起こされる慢性感染症で、ヒトおよびイヌ、ネコ、アルマジロ等他の哺乳類にも感染する人畜共通感染症です。ブラジル人医師シャーガスにより発見されたことからこの名前が付いています。
T.Cruziはサシガメ(カメムシ目カメムシ亜目サシガメ科の昆虫)により媒介されます。T.Cruziがヒトを含む感染動物の血中に存在する時期に、サシガメが感染動物から吸血するとT.Cruxiはサシガメの腸管内で成長、増殖し脱糞によりサシガメ体内から糞と共に排出されます。T.Cruziはサシガメの腸管内以外の他の部位に移行することはなく、サシガメがヒトに対して吸血を行っても吸血行為自体によって直接ヒト体内に侵入することはありません。吸血されたヒトが掻痒感などの為に吸血部位を引っ掻いたときに、サシガメが脱糞していれば結果的に糞中のT.Cruziを吸血部位にすりこむことになり感染へと繋がっていきます。

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