痛風発作のない 無症候性高尿酸血症の治療は?

無症候性高尿酸血症を積極的に治療すべきか、それとも経過観察で様子を見るべきか、治療方針に悩む医師は少なくないようです。

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痛風発作のない 無症候性高尿酸血症の治療は?

痛風発作や痛風関節炎などの臨床症状はなく、健診で血清尿酸値7mg/dl以上を指摘され、医療機関を受診を勧められることがあります。こうした無症候性高尿酸血症を積極的に治療すべきか、それとも経過観察で様子を見るべきか、治療方針に悩む医師は少なくないようです。
血清尿酸値が7mg/dl以上、特に9mg/dlを超えると、痛風関節炎の発症頻度が高まることが知られています。さらに近年、血清尿酸値と生活習慣病、中でも心・腎疾患との関連が報告されるようになり、その予防のためにも積極的に尿酸をコントロールすべきとの議論もあります。高尿酸血症が尿酸結晶の沈着を介さずに高血圧や腎障害の発症・進展と密接に関係することや、高尿酸血症が慢性糸球体腎炎の腎機能予後不良因子であることなどが明らかになってきたためです。
心血管イベントの発症についても、尿酸高値が独立した危険因子となるとの報告がありますが、これについては否定する報告もあり、意見の一致が見られません。

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新型ドライアイ 眼表面に傷が見られないBUT短縮型ドライアイ

ドライアイとは、様々な要因による涙液および角結膜上皮の慢性疾患であり、眼不快感や視機能異常を伴うと定義されています。「眼が疲れる」「眼がごろごろする」「眼がしょぼしょぼする」などの訴えのほか、「夕方になると眼が見えにくい」など、一時的な視力低下も見られます。コンピューターを使ったオフィスワークが当たり前の現在、ドライアイの患者は増え続けており、国内での推定患者数は約800万人、試算によっては約2200万人に上るともいわれています。

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バスピンVaspin 新規アディポサイトカイン

近年、脂肪組織は単なる脂肪の蓄積臓器ではなく、様々な生理活性を有する分泌蛋白を産生する臓器であることが明らかとなり、これらの分泌蛋白はアディポサイトカインと呼ばれています。アディポサイトカインは、ホルモンとも考えられており、脂肪組織は体内で最大の内分泌臓器であるといえます。
これまでに同定されたアディポサイトカインには、遊離脂肪酸、レプチン、TNF-α(tumor necrosis factor-α)、ASP(acylation-stimulating protein)、アディポネクチン、レジスチン、ビスファチン、RBP4(retinol binding protein-4)などがあります。これらの蛋白はそれぞれが高血糖や高血圧、脂質代謝異常、血管機能などに直接影響していいます。さらに、脂肪細胞の大型化や、内臓脂肪組織の蓄積、インスリン抵抗性、動脈硬化などの慢性血管合併症の進展に深く関係しています。内臓脂肪の蓄積とそれに伴うアディポサイトカインの分泌異常をもとにした病態の連鎖により、肥満症やメタボリックシンドロームは合併症を伴って進展していきます。

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