検査結果で血圧が高いといわれたら・・。

健康診断で測定した血圧が収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上で「高血圧」と判定された場合も、原則として1回の測定で病気と診断されることはありません。

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検査結果で血圧が高いといわれたら・・。

健康診断で測定した血圧が収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上で「高血圧」と判定された場合も、原則として1回の測定で病気と診断されることはありません。日を改めて再検査を行うことになります。ただし、収縮期血圧180mmHg以上または拡張期血圧110mmHg以上(重症高血圧)の人で、特に糖尿病などを合併している場合は、すぐに内科などの受診を勧められることがあります。

高齢の人の中には、血圧が高いと指摘されても、歳をとれば血圧が上がるのは当然と思う人がいるようです。確かに、日本では加齢と共に高血圧の人が多くなりますが、これは歳のせいばかりとはいえません。世界でも、食塩をほとんどとらない生活をしている人々は、高齢になっても血圧が上がらないという報告があります。やはり、長年にわたる食塩の取りすぎなどが関係すると考えられます。

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検査結果の見方:血圧

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管(動脈)の壁に与える圧力のことをいいます。血管壁にかかる圧力は、心臓の拍動に伴って変動するので、血圧の状態は次の2つの値で表されます。
1)収縮期血圧(最大血圧)
心臓が収縮して大動脈に血液を押し出しているときには血圧が高くなります。その最大値で一般に言う“上の血圧”です。
2)拡張期血圧(最小血圧)
心臓が弁を閉じ、拡張して大動脈から入ってくる血液をためているときには血圧が低くなります。その最少値で一般に言う“下の血圧”です。
血圧は、主に心臓から送り出される血液の量と、血液が流れていく血管の抵抗によって決まりますが、血液が流れにくくなるほど、全身に血液を巡らせるために、強い圧力をかけなければならなくなります。
血圧はかなり高くなっても自覚症状がありません。しかし、高血圧の状態が長く続くと、さまざまな合併症が起きてきます。多くは、強い圧力がかかり続けた血管壁が傷害されて「動脈硬化」が進むためにおこるものです。脳の血管の動脈硬化は脳出血や脳梗塞などの「脳卒中」につながり、心臓の冠動脈の動脈硬化が進めば狭心症や心筋梗塞が起こりやすくなります。腎臓の血管の動脈硬化は「腎障害」を招きます。また、心臓に大きな負担がかかり続けるために「心肥大」も起こりやすくなります。

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