緑内障の検査・視野検査

視野検査とは、一点を注視したときに周囲に見える範囲を視野計を用いて測定することをいいます。

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緑内障の検査・視野検査

視野検査とは、一点を注視したときに周囲に見える範囲を視野計を用いて測定することをいいます。正常な人では、片目につき上方に60度、下方に75度、鼻側に60度、耳側に100度という広い視野を持っています。

通常、人は両眼で物を見ているので、片方の眼を隠さないと、自分の眼の視野に異常があるかどうかはわかりません。視神経の障害や緑内障などの眼疾患では、片方の眼が障害されたり左右の眼の障害の程度が違ったりします。したがって、左右別々に視野検査をする必要があります。

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膠原病に合併する肺高血圧症(PH)

肺高血圧症(pulmonary hypertension:PH)は肺動脈圧が異常に高い状態であり、WHOの定義では「右心カテーテル法による平均肺動脈圧が安静時に25mmHg以上のもの」と定義され、進行すると右心不全をきたす予後不良の疾患です。肺高血圧症は稀な疾患と考えがちですが、自己免疫疾患の代表的疾患である膠原病においては、高率に合併することが知られています。
欧米ではlimited typeの強皮症(systemic sclerosis:SSc)で最も発現頻度が高く、予後も悪いことが知られています。日本においては、混合性結合組織病(mixed connective tissue disease:MCTD)で合併率が高く、MCTDにおいて肺高血圧症は予後を規定する最大の合併症です。また、肺高血圧症は膠原病のみでなく、発生頻度に差はありますが広く自己免疫疾患伴ってみられることが知られています。

・肺高血圧症の診断分類(ヴェニス分類 2003年)
1、肺動脈高血圧症(PAH)
1)特発性肺動脈高血圧症(IPAH)
2)家族性肺動脈高血圧症(FPAH)
3)各疾患に伴う肺動脈高血圧症(APAH)
膠原病性血管疾患、先天性心疾患、門脈高血圧、HIV感染症、薬物・毒物、その他(甲状腺疾患、糖原病、ゴーシェ病、遺伝性出血性毛細血管拡張症、ヘモグロビン異常症、骨髄増殖性疾患、脾摘など)
4)有意の肺静脈または肺毛細血管閉塞を伴う肺動脈高血圧症
肺静脈閉塞性疾患(PVOD)、肺毛細血管腫症(PCH)
5)新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)

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無機リン P

生体内に含まれるリン(P)は体重70kgの人間で500〜700gといわれ、カルシウム(Ca)の約1/2程度の量が生体内に存在します。
リンは無機リンと有機リンに分別され、血中では約70%が有機リンであり、有機リンのほとんどがリン脂質として存在します。リンの大部分は骨や軟部組織に存在し、骨細胞外液中に存在するリンは全体の1%以下です。また測定対象となる血清無機リンは総量にして約100〜120 mgにすぎません。
食物より摂取されたリンは55〜70%が腸管より吸収され、活性型ビタミンDや成長ホルモン(GH)などにより吸収が促進されます。また副甲状腺ホルモン(PTH)や甲状腺ホルモン、糖質コルチコイドの作用により尿中排泄が調節されています。

リンはカルシウムと同様に骨ミネラルの重要な構成成分です。生体内の重要な陰イオンのひとつであり、細胞膜や核酸の構成成分、またアデノシン3リン酸(ATP)に見られるような高エネルギーリン酸結合の成分として大変重要です。リン欠乏による低リン血症は、細胞内ATPの不足や2,3-DPGの低下をもたらし、組織障害をおこすことがあります。

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