新規糖尿病治療薬SGLT2阻害薬の効果と副作用

新規糖尿病治療薬sodium glucose co-transpoter2(SGLT2)阻害薬はインスリン作用を介さずに腎尿細管を標的とした薬剤です。

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新規糖尿病治療薬SGLT2阻害薬の効果と副作用

新規糖尿病治療薬sodium glucose co-transpoter2(SGLT2)阻害薬はインスリン作用を介さずに腎尿細管を標的とした薬剤です。
健常人では、腎臓の糸球体で濾過された糖はほぼ全量が尿細管で再吸収されます。この尿糖を再吸収するメカニズムに大きく関わっているのがSGLT2で、Naと糖を同時に共輸送体であるSGLT2は、近位尿細管S1セグメントからの糖の再吸収に関与し、糖全体の90%の再吸収を担っています。残りはその先の近位尿細管S2、S3セグメントにおいてSGLT1が再吸収しています。血糖が高くなると、糖のすべては再吸収されずに尿糖として排泄されます。尿糖排泄閾値は健常人で160〜180mg/dLですが、糖尿病患者ではSGLT2の発現が多くなり、その閾値が高くなっているといわれています。SGLT2阻害薬は、SGLT2を介した糖の再吸収を抑制することで、糖の排泄を促進させ血糖を低下させるという機序の薬剤です。

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メタボロミクスによる癌診断

メタボロミクスは、有機酸、アミノ酸、脂肪酸、糖などの多種多様な低分子量代謝産物(メタボローム)を対象とした研究です。
生体を構成するDNA、RNA、蛋白質、低分子量代謝産物などの分子を網羅的に解析するゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクス、メタボロミクスなどオミクス研究が盛んに行われています。
その中で、最も注目を集めているのがメタボロミクスです。
メタボロームは、いわゆるセントラルドグマの下流に位置することから、さまざまな生体反応の集大成であると捉えらえており、上流に位置するDNAやRNA、蛋白質より表現型に近く、刻々と変動する病態をより直接的に反映している可能性があると考えられています。また、代謝産物は動物種依存性がないことから、疾患バイオマーカー探索とスクリーニング検査の応用に有利であると考えられます。

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