健康診断 肝機能異常に関する検査項目

肝臓の働きは多岐にわたるため、その異常はさまざまな検査値に現れてきます。

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健康診断 肝機能異常に関する検査項目

肝臓の働きは多岐にわたるため、その異常はさまざまな検査値に現れてきます。コレステロールのほとんどは肝臓で合成されるため、肝臓の機能が低下すると総コレステロールの値が低くなります。一方、肝臓でつくられたコレステロールは胆汁中に排出されるので、胆道の異常で胆汁の流れが阻害されると血液中に増えてコレステロール値が高くなることもあります。
血液一般の検査項目では、白血球数(WBC)の増加で感染があるかをみたり、血沈またはCRPで炎症の有無を調べたりします。急性肝炎などでは、肝機能検査と併せてこれらをみることが重要になります。
血小板数(PLT)は、肝機能が低下すると減少し、継続して検査すると肝臓の線維化の程度をよく反映することから、慢性肝炎や肝硬変の経過をみるうえで重要です。

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ZTT 亜鉛混濁反応 血清膠質反応

ZTT 亜鉛混濁反応 は主として肝障害を見るための血清膠質反応です。膠質反応とは血清に種々の蛋白変性試薬を加え、混濁や沈殿の生成を測定するもので、主に血清アルブミンの減少とγ-グロブリンの増加を反映して高値をとなるので、各種肝障害時における血清中、複数の蛋白成分の量的・質的異常を迅速簡便かつ安価に知る方法として現在もなお使用されています。

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一過性脳虚血発作TIAのリスク層別化 ABCD2スコア

一過性脳虚血発作(transient ischemic attack:TIA)は脳梗塞の前兆となる病態として重要です。TIA発症後早期の再発リスクを層別化する代表的なスケールとしてABCD2スコアがあります。
A:age 年齢 60歳以上(1点)
B:blood pressure 血圧 140/90mmHg以上(1点)
C:clinical features 臨床像 片麻痺(2点)運動麻痺のない言語障害(1点)
D:duraition of symptoms 持続時間 10〜59分(1点)60分以上(2点)
D:diabetes 糖尿病 (1点)
の頭文字を取って名付けられたもので、これらの合計点数(合計5項目・最高7点)によって脳卒中再発リスクを評価します。

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