セロトニン

消化管の機能調節や血小板凝集促進作用を持つインドールアミン。カルチノイド症候群の診断に用いられる。

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セロトニン

セロトニン(serotonin)は5-hydroxy tryptamine(5-HT)と呼ばれる生理活性アミンです。腸管には体内のセロトニンの約90%以上が存在します。腸管内のセロトニンの大部分はEC細胞に存在しますが、壁内神経のセロトニンも神経伝達物質として重要です。
セロトニンは平滑筋を強く収縮させ、腸管運動を亢進させます。セロトニンの受容体である5-HT受容体は1〜7まで7種類に分類されます。5-HT3受容体はイオンチャンネル型の受容体ですが、その他はGタンパク質共役型の受容体です。5-HT3および5-HT4受容体はいずれも消化管平滑筋を支配するコリン作動神経上にあり、アセチルコリンの遊離を増加させ腸管運動を促進します。

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男性ホルモン:テストステロン

テストステロン(testosterone)は、その大部分が男子では精巣、女子では副腎と卵巣で産生される代表的なアンドロゲンで、男性化作用が最も強いステロイド・ホルモンです。血中ではその97%以上が性ホルモン結合蛋白(SHBG)と結合しており、残りが活性をもつ遊離型です。

生理作用として男性の性的特徴を発現させ、それを維持することにあるため、男性ホルモン活性と精巣機能のマーカーとしては最もすぐれています。
日内変動があるため、採血時間を一定にしておく必要があり、また1点測定では精巣機能を把握しがたい場合があるのでhCG刺激試験やデキサメサゾン抑制試験を行います。テストステロンは、精巣に器質的な不全がある場合はhCG負荷で反応せず、デキサメサゾン負荷で抑制されます。

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アルドステロン

アルドステロン(aldosterone)は副腎皮質球状層から分泌される主要なミネラルコルチコイドで、腎の遠位尿細管に作用してナトリウムの再吸収とカリウムを分泌させ、細胞外液量やその電解質濃度を正常に保つ働きをします。したがってアルドステロン分泌過剰状態では代謝性アルカローシス、欠乏状態では代謝性アシドーシスをきたします。

アルドステロンの分泌は、主にレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系を介して行われ、腎血流量や腎内圧の低下などのレニン分泌刺激が起こると腎のJG細胞よりレニンが血中に遊離し、アンジオテンシンT、続いてアンジオテンシンUが生成されます。これが血圧の昇圧系に作用しますが、他方では副腎皮質を刺激してアルドステロンの分泌が促進され、レニン分泌に抑制的に作用して調節されています。

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