4項目スコア式(FourT's)によるHITの臨床診断 - HITの臨床診断として、血小板減少の存在、血小板減少が発生する日数、明らかな血栓症の新生、血小板減少の原因が他にあるかどうかの4項目のスコア化の合計点で判定する方法が用いられています。

4項目スコア式(FourT's)によるHITの臨床診断

HITの臨床診断として、血小板減少の存在(Thrombocytopenia)ヘパリン使用開始から血小板減少が発生する日数(Timing)HITの特異的な所見として血小板減少に伴う明らかな血栓症の新生(Thrombosis)そして血小板減少の原因が他にあるかどうか(oTher)の4項目のスコア化の合計点で判定する方法が用いられています。
合計点が6〜8点ではHITの可能性が高く、HIT抗体(ヘパリン・PF4複合体抗体)も陽性となる確率は高くなります。合計点数が中間の4または5点を示す場合には判定が困難な場合が多く、HIT抗体の結果が重要となります。また合計点が3〜0点ではHITである確率は低く、HIT抗体も陰性の場合が多くなります。

4項目スコア式判定基準
1)血小板減少
・50%以上(低値:2万/μl以上)低下 2点
・30〜50%(低値:1〜1.9万/μl)低下 1点
・30%以内(低値:1万/μl以下)低下 0点
2)血小板減少の発生時期
・5〜10日。1日以下(30日以内のヘパリン使用歴あり) 2点
・11日以降の気血小板減少か、減少の時期不明。1日以内(31〜100日間にヘパリン使用歴あり) 1点
・4日以内の血小板減少(ヘパリン投与歴がない) 0点
3)血栓症(その他のHITの続発症)
・明らかな血栓の新生、皮下注部の皮膚壊死、静注による急性全身反応(アナフィラキシー様の反応) 2点
・血栓の進行か再発あり、紅斑様の皮膚症状、血栓症の疑い濃厚(証明はない) 1点
・無し 0点
4)血小板減少の他の原因
・明白にない 2点
・可能性がある 1点
・他に明らかにある 0点

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