主な測定法の概説A〜D - APTT法、CLIA、CF、CLEIA、CPBA、DIP、dRVVTについて簡単に説明。

主な測定法の概説A〜D

APTT法
Activated Prothrombin Time method
凝固因子を測定する場合に、測定する凝固因子のみが欠乏している
血漿を被検検体に加え、他の残りの凝固因子を全て充足させた上で
APTT(活性化部分トロンボプラスチン時間)を測定し、被検検体中
の測定を目的とする凝固因子の活性を調べる方法。

CLIA:化学発光免疫測定法
Chemiluminescent Immunoassay
被検検体にアクリジニウム・エステルを標識した抗体と固相化抗体
を反応させサンドイッチ法により測定する検査方法、磁気分離固相
法によりB/F分離した後、専用アナライザーでアクリジニウム・エ
ステル発光の量により定量する。

CF:補体結合反応
Complement Fixation Test
抗原-抗体結合物がある一定の条件のもとに補体を活性化し、免疫
グロブリンのFc部分に補体を結合する現象を応用した検査方法。主
にウイルス抗体の検出に用いられる最も基本的なものです。CF活性
を持つのはIgGとIgMのみですが、一般に感染後短期間のみ検出され
る場合が多い。ペア血清で測定するのが望ましい。

CLEIA:化学発光・酵素免疫測定法
Chemiluminescent Enzyme Immunoassay
被検物質に対する抗体を担体に固相したものに検体および酵素標識
抗体を反応させ、これに化学発光基質を加える。この基質は酵素に
より分解され酵素量に応じて発光し、その発光量をルミノメーター
で測定し定量する検査方法です。

CPBA:競合性蛋白結合分析法
Competitive Protein Binding Assay
ラジオアイソトープを標識した物質と、これと結合する特異結合蛋
白との反応に対してアイソトープを標識していない物質を競合反応
させた後、結合部分と遊離部分を分離してその放射能を測定するこ
とにより被検物質を測定する検査方法。サイロキシン結合蛋白や総
鉄結合能などの測定に用いられます。

DIP
Digital Image Processing
骨密度を表す骨のカルシウム量(骨塩量)を測定する方法です。両
手のひらのX線写真を撮りその第2中手骨のX線画像をその濃淡によ
り専用の画像処理装置により解析する。その際には対照物としてア
ルミニウムのスロープのついたスケールを同時に撮影する。

dRVVT:希釈ラッセル蛇毒試験法
Dilute Russell's Viper Venom Time
ラッセル蛇毒は、外因系の第VII因子、接触因子、内因系の抗出血
性因子の関与を受けずに直接血漿中の第X因子を活性化して凝固反
応を開始し、リン脂質、カルシウム、活性第V因子の共存下で最終
的にトロンビンを生成します。抗リン脂質抗体の一種であるループ
スアンチコアグラント(LA)が存在すると上記反応系からリン脂質
が消費される結果として凝固時間の延長をきたす。ここで過剰なリ
ン脂質を添加して同様の反応を行いLAの影響を予め排除した場合に、
凝固時間の延長が補正されれば、血漿中のLAの存在を逆説的に証明
できます。

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