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ヒト・パピローマウイルス(human papillomavirus:HPV)には100以上の型があり、粘膜感染タイプと皮膚感染タイプがあります。粘膜感染タイプのうち、高リスク型HPVはほぼ全ての子宮頸がんから検出され、子宮頸がんの原因ウイルスであることが解明されています。
また、低リスク型HPVは尖圭コンジローマ(いぼ)の原因ウイルスで、子宮頸がんは引き起こしません。
約30種類のHPV は、性器の直接の接触によって感染します。HPVは発見された順番に数字で名称がつけられ、二つのグループに分類されています。
・低リスク型HPV
子宮頸がんを引き起こさない低リスクと呼ばれるHPVの型は約12種類あります。これらの型のHPVは性器のいぼや、問題とはならない程度の子宮頸部細胞の変形を引き起こします。低リスク型として知られるHPVには6, 11, 42, 43, 44型があります。最も代表的な低リスク型HPVは、性器のいぼの原因の約90%を占める6型と11型です。
・高リスク型HPV
子宮頸部細胞に異常を引き起こす高リスク型HPVは十数種類あります。この異常細胞は、そのままにしておくと次第に子宮頸がんに変化する場合があります。高リスク型HPVとして知られるのは、主に16, 18, 31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 59, 68型の13種類です。中でも16型と18型は、子宮頸がんの約70%を占める、リスクの高い型です。米国がん協会 (The American National Cancer Institute) の研究によれば、16または18型のHPVに感染した女性のうち約10%が (全ての型のHPV に感染した女性の中ではわずか4%) 3年以内に、20%が (全ての型のHPVに感染した女性の中では7%) 10年以内に、子宮頸部前がん病変 (CIN3:高度異形成) を発症しています。
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